“みんな仲良く”を目標にしなくていい。新生活や人間関係の不安を軽くする4つの方法

この春から新しい職場、学校、住まいなど、慣れない環境のなかで緊張感や不安感を抱えている方もいらっしゃると思います。

「みんなに好かれなきゃ」
「仲良くするぞ」
「認めてもらえるように頑張らなきゃ」

こんなふうに力が入ってしまっていませんか?

ムリもありません。誰だって、できるだけ良い印象を残したいものですし、ひとりぼっちは寂しいものです。

でも、頑張りすぎて失敗した苦い経験を持つ私はこう思うんです。

①「仲良くする」を目標にするのではなく、ケンカにならなきゃいいやくらいの気持ちでとりあえずOK

②挨拶はちゃんとしよう

③自分のプライベートな話しを披露するのは3ヶ月待とう!(無難な内容から様子を見る)

④会社の人間関係にせよ、ママ友にせよ、仲良くなる人とは1年後であっても仲良くなります

※おまけ:やたらと親切な人には注意




「みんなと仲良くしなければ」と思い込んでいませんか

そもそも、もういい加減やめてほしいのです。

「みんな仲良く」という教育を。

無理なんです。ムリ。幻想。理想。

子どもだって、そんなのムリだと解っていながら大人の茶番に付き合っているんです。こんな上っ面のきれい事を押しつけるから、見えないところでの陰湿な虐めにつながるんです。

大事なのは、「みんな仲良く」というキレイゴトを演じる・演じさせることじゃないんです。

仲良くできない人とどう折り合いをつけるのか?
ダメなときはどこにどうやって逃げたらよいのか?
共感力なんて言うけれど、共感できないときに目指す妥協点はどこなのか?
共感という名の同調圧力になっていないか?
共感されたがり屋になっていないか?
人に不快な思いをさせない……とは言うけれど、過剰過敏に不快になるタイプの人とどうやって距離を置くか?

本当に大事なのは、そういう智慧なんです。

仲良くできない人や価値観の違う人に、自分の要求をどう伝えるか?

ヤダ……という要求をされたらどう反応したらいい?

アッサリとした(上手な)断り方とは?

相手の顔を立てつつ物事を解決するコツ、作法とは?

尊厳・権利・生命・財産を守るためにはケンカしなければいけない時もある

こんなことを教育現場で議論する機会があってもいいと思うんです。

人間は多様性そのものなんですから。

みんな仲良くだなんて、多様性を無視した標語でしかありません。

さて、話しを戻しまして……

「頑張って好かれよう」「良いところを見せなきゃ」という思考からくる言動は、長続きしません。1ヶ月もしないうちに疲れてしまうものです。

みんな、家の顔(内側の顔)会社の顔(外側の顔)を多少なりとも使い分けていると思います。しかし、会社の顔(外側の顔)を完璧に演じ続けることなど到底ムリですよね。

ムリせずとも、理解し合える人やあなたをちゃんと見ている人もいます

そこで、「みんなと仲良くしなければ」という強迫観念をなくす魔法の言葉を2つお教えしましょう。

それは、

「仲良くする」を目的にせずケンカにならなきゃいいやくらいの気持ちでOK!

(ケンカになってもいいんですが、絶縁ではなくその後の関係継続を考えているのならば、ケンカはある意味で濃い人間関係です。そこまで濃い関係になるまでには時間なり出来事なりが必要です。和解するプロセス、そのまま絶縁した方がよいか?などを判断するので心の筋肉を使います。会社関係なら金計算も)

②なにごともそこそこ・ほどほどを目指す(サービス精神は少しのあいだ封印)

「仲良く」を意識しすぎると、自分を抑圧したり、自己犠牲的になったり、依存したり、上っ面ばかり取り繕ったり……結果的に「仲良く」から遠ざかります。

そこそこ・ほどほどを心がけて接していきましょう。また、サービス精神旺盛な気遣いタイプの方はとりあえず、3ヶ月は待って!

会社の人間関係でも、一緒に仕事をしているうちに利害の不一致や意見の食い違いなどからケンカになることは当然あるでしょう。

ケンカになってしまったら、同僚にあいだに入ってもらうなり上司に相談するなりなどの対応策が考えられます。

つまり、何かしらの策がまだ見えない段階ではケンカにならない程度の「薄~い」人間関係でいいのです。

自分のことを明け透けに話さないこと

好かれなければ・役に立たなければ(この集団のなかで)私はここに居る価値がない!

このような強迫観念が強い方は以下のふたつの事を確認してください。

私を好きになるか嫌いになるかはその人の自由。私が支配したり操縦したりできる範囲のことではない

目的を「好かれる」ことに置くと、行動の軸が自分自身のものではなく“他人軸”になってしまい、言動に一貫性がなくなる

ちょっと変な例えですが、外の猫たちを思い浮かべてみてください。

猫会議に集まっている猫たちが、互いに適度な距離を取って座っているのを見かけたことはありませんか。

無用なケンカを避ける知恵が「物理的に近寄らない」……これ以上にシンプルな方法はありませんね。

理想は大切だけど、余分な見栄は無い方がラク

心掛けることはふたつのみです。

1つ.雰囲気の良い「挨拶」をする
2つ.「薄い人間関係で充分」と割り切る

そもそも会社の人間関係は、基本的には腹5分目くらいで充分なはずですが、日本における会社の人間関係の在り方には疑問を抱かざるを得ません。

国民性や各人の性格、地域性、社風、時代背景もあるのでしょうが……

例えば、求人の際に顔写真や年齢、性別を採用審査対象にすることが、まずもっておかしいのです。体力が必要な職種なのであればその旨を説明するべきです。

病気で会社を休む際に、本来は「体調が悪いので今日は休みます」で済むものを、

どこがどう悪いのか?
どの病院でどんな処置をしてもらったのか?

など、なぜそんなに根掘り葉掘り知りたがるのか。あなたは医学の心得でもあるのか。医者なのか。

上司「いつ治るの?」

そんなの知らんわ!まず、ゆっくり寝かせてくれ!

なんだか、本当に変です。

最後に、ひとつ。

やたらと親切な人にはとくに注意しましょう。モラハラ被害者は口を揃えてこう言います。「はじめはとても親切で、すぐに仲良くなりました」と。

「俺になんでも任せておけ」「あなたの家族だと思って頼ってね」などという言葉を鵜呑みにしないように。

2018年4月の記事をリライトしました。

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