「月の教科書」
月星座うお座の茶之吉です。
私は西洋占星術を学んだことはありません(独学も無し)ので、本や雑誌で読んだだけの知識ではありますが、これまでの「月星座」は……
素のあなた
深層心理、潜在意識
このように言われていたと思います。
なので、
というようなことをアドバイスされることが多くありました。
(そういえば、紫微斗数の占い師さんにも同じように言われたことがあります)
つまり、月星座が示す分野や才能を磨いて発揮したら、自分の人生をより良いものにできる!と思われていたわけです。
それが、「実は、月は7歳までしか育たない能力。月は“欠損”なので、月星座でいくら努力しても虚しいだけだ」と言われたらびっくりしますよね。
才能があると思いこんでいたけど実は無いって…ホント?
拠り所だと思っていた場所が幻だったなんて…
と言われたようなものです。(段ボールの剣と鎧、は私の表現です)
……ん?
この感じ、インナーチャイルドの存在に気がついてセラピーを行っていたときとよく似ている気がします。
月星座は心の避難場所だった
私は、すでにこのブログに書いているように機能不全家庭で育ち、暴力と放置と孤独のなかを生きてきました。
私のうお座の月は、寂しさを紛らわすための「空想」として働いたのだと思うのです。
7歳の精いっぱいの“うお座”でした。
孤独感を紛らわすと同時に、自分は価値のある人間だ、ここにいてもいい人間だ、という証明をうお座的に実現しようとしたのだと思います。
私が11歳の時に母が血まみれになって逃げてから、父や親戚からの虐待は苛烈でした。
私が壊れてしまわないように、心と体が連携して私の記憶と感情を誤魔化しました。
そのおかげもあってサバイバルはできたのですが、大人になってから対人関係で悩み苦しむことが続きました。
そして、そんな時の避難場所が「月星座・うお座」だったんですね。
ただ、神秘的なものに惹かれながらも同時に胡散臭さを感じる性質で、占いや精神世界にのめり込むことはありませんでした。
今思えば、キリスト教の幼稚園に行っており、神様を信じていたこと。
でも、神様は私を救わないというはっきりとした事実を知ったこと。
それがとても「月うお座」を象徴している気がします。
キリスト教は魚の絵で象徴されることがあります。
この時の複雑な感情が、私を遠藤周作ファンにさせたように思いますね…
なんだか、しっくりこない
やがて、「月星座がうお座だから、やっぱり占いやスピリチュアルに深く関わっていった方がいいのかな?」と思ったことや、
霊感のある親友にも、恩師にも「占い師がゴールというわけではなさそうだけど、占い師を経験したその先に道が続くみたいだよ」と言われたこともあって、占い師として活動しました。
ところが…なんとなく、しっくりこない…
他の占い師さんのように、占いの世界観に占い師としてばっちりハマれない自分に気づいたんです。
この時に、
と思ったのですね。
占いに限らず、私はこれまでに様々な仕事をしてきたのですけれど、どれも「ずっとは続けられないな…」と思ってきました。
太陽がノーアスペクトだから、ということもあるのかもしれませんし、土星と冥王星も絡んでいることだと思います。
マドモアゼル・愛先生の著書や動画で「月の欠損」を知ったときに一条の光を見た気がしたのは、
を提案されてるところでした。
私は、おとめ座にはなんの星も入っていないのに、特に仕事に関してはおとめ座っぽいところがあります。占いをする友人に「あれ、あなた、おとめ座になにも入っていなかったのね!」と言われるほど。水星が太陽と同じ部屋にあることが影響しているのでしょうか?
今後、占いや神秘的なこととどう付き合っていくのか、まだ考えあぐねています。なんとか太陽星座とおとめ座を活用出来たら…
占い師として再び活動する機会があったら、学校の先生のようなフォーマルな服装にしよう。
「月は欠損」=その能力がゼロ?
ところで、「月うお座は欠損」ということをとてもショックに感じている方もいらっしゃるようです。
長年、西洋占星術を学び実践してこられた方にはいろいろな意見があるのだろうと思います。
私はちょっとがっかりはしたのですが、ものすごいショックというほどでもありません。
それは、「うお座ならではの神秘的・インスピレーション・スピリチュアル・優しさが無い」というだけで、「あなたは、月うお座に代表される各種能力がゼロだ!!」と言われているわけではないと思ったからです。
つまり、うお座的カウンセラーにはなれないけれど、乙女座的カウンセラーにはなれる(太陽星座でもいいと思います)という意味だと理解しました。
ところで、愛先生ご自身の動画で知ったのですが愛先生は月牡羊座なのだそうです。
とてもお世話になった上司が太陽牡羊座でした。動画で見ているだけですが、愛先生の雰囲気にその上司と通ずるものを感じていたので「やっぱり、月星座の雰囲気って滲み出ちゃう部分があるのね」とよく理解できました。
ですから、「月星座に頼ったり、傾倒したりしてはいけない」ことを肝に銘じておけばよいのかな、と。
私は自分のことを「まるでうお座っぽくないなぁー」と思っています。でも、既出の親友とは別の友人たちに「カウンセラーに向いている」「絶対に占い師になるべき」とたくさん言われました。
そんななか、親友は静かに「人を癒す方面のカウンセラーや占い師は、あなたがキツいんじゃない?」と見抜いてくれました。
子どもの頃に拠り所にした世界を今に再現するのは、消耗になっちゃうんだと思います。
月のうお座へ。
あの時はありがとう。
あのとき、逃げ込める世界があってよかった。
あの時はたしかに月星座を演じることで乗り越えた。
でも、大人になったから、あの小さな秘密基地にはもう入れないし、今、そこへ行ってもあの時の輝きはもうないんだよね。
反転させた星座のキーワードと、太陽のキーワードをなんとかうまく使えるようにチャレンジしてみるよ!
月の教科書 占星術が誤解していた、この星の真相 (アネモネブックス029)
ちなみに、文字が小さくないので読みやすかったです。
動画視聴もおススメします!
書籍だけ読むと、がーーーんとショックを受けるかもしれません。
書き方が断定的なので、キツく感じられるんですね。
でも、動画を見るとその理由がなんとなくわかります。
愛先生の月関連の動画は、ざっと見ても20本ほどありそうなので、私が一番ショックを受けた動画をご紹介します。
感極まって涙しておられる部分があります。
内容は難しくてちゃんと理解できていない部分もあるのですが、「きちんと受け止めよう」と思ったのはこの動画があったからです。
また、月星座についてはブログにも書いていらっしゃいます。