前世や過去生、心霊、オカルトの話題にちょっと引いてしまう感覚。わかります。
私の正直な気持ちとしては、「こういう」話しを楽しめる場でしか「こういう」ことは言いません。
オカルトに限ったことではなく、つまりTPOみたいなものですかね。
そもそも、私は守護霊と呼ばれる何かや亡くなった方との交信はできません。
私が見せてもらう過去生(前世)のビジョンは、大抵は『相談内容・悩みの解決につながるヒント』『同じ後悔を繰り返さないでほしい』『もっと自分を理解してあげてほしい』などのメッセージであることが多いようです。
占いの際に垣間見る白昼夢のようなビジョンですが、特に霊感占いを謳っていない占い師でも、こんな感じでしたらわりとあるようです。
目次
どうしたら前世を見ることができるのか?
どうしたら前世のビジョンを観ることができるのでしょうか?
私は幽霊を視ることは滅多にありません。
という経験ならば夫の方がしています。(本物の腕じゃないですよ。それは事件です)
どうしてそんなにほのぼのと言えるのか不思議なんですが、もっと不思議なのが、夫がよく幽霊を視たのは癌手術の前後の数ヶ月間だったこと。
きわどい種類の癌でしたので、生命の危険が迫っていたことを本能的に察知し、霊感が強くなったのでしょうか??
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幽霊からインターホンを鳴らされる友人がいます。
とほのぼのと報告してくる友人。「いつもの幽霊なんだけどさ」
……飲み屋じゃないんだから……
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以前勤めていた会社では、幽霊がコピー複合機で遊んでいるところを霊能同僚が目撃しまして、
と、言われた通りになる始末。
視える人自身は、なぜ・どのようにして視えるのでしょうか。そんなこと、本人にもわかりません。
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私は私のことしか言えないので、私が見る前世や過去生のビジョンについて書きます。
何らかのビジョンを見るときはほとんどが占いをしているときです。日常生活で見ることはあまりありません。
コピー機で遊びまくる幽霊を見た霊能同僚は、普通に幽霊が見えてしまうので自動車の運転はできないのだそうです。(なので、よく家まで送っていきました)
占いのときに、スムーズに観える場合もあれば、集中しないと観えない場合もあり、頑張っても何も観えない場合も当然あります。
(不思議だなぁ、面白いなぁ)と思う瞬間は、他者と同じものを見たことがわかったとき。
私「(たぶんあなたの過去生の人が)海辺に佇んでいます。えーと、夜なんですけど」
「そう!月を見上げてて」
私「故郷を思っているんです」
「そうです!悲しくて泣いているんです!」
↑こういうときは、すごく盛り上がっちゃいます。
夫の過去生
私の夫について見えた過去生のビジョンはなかなか素敵でした。
中世のイラン?ペルシア?インド?あるいはトルコ?
とにもかくにも、アラビアンナイトのような時代背景を感じ取ります。
世界観的にはこういう雰囲気
玉ねぎの形をした屋根、美しい建造物が見えます。
タージマハルをずっと小さくしたこじんまりした建物で、モザイクがほどこされた建造物です。
↑これはタージマハル
地方の豪族なのか超金持ち商人なのかわかりませんが、ともかくそういう雰囲気のお屋敷のようです。
大きな敷物が敷いてあります。王様のように贅沢な衣服や宝石をまとった男性が食事をしており、美しい女性たちが給仕しています。
そんなシーンのなかを、年のころ15歳16歳くらいの少年?青年?が馬に乗って通りすぎて行きます。(もちろん、馬で入ってきてはいけない場所)
どうやらここの息子のようで、わがままで高慢ちきに育った様子。
王様(っぽい人)が叱っても、全く意に介さず馬に乗ってどこかへ行ってしまいました。
とても馬が好きな様子が伝わってきます。人間より馬の方が好きだったみたい。
ところが、若くして病気で亡くなったようです。
この時は、夫のことを深く理解したいという気持ちから試みたことでした。私が受け取ったメッセージとしてはこんな感じです。
●他者の都合や気持ちに寄り添うのは苦手。わがまま
●大人になる前に亡くなったので、幼いところや純粋なところがある
●馬が好き
私の過去生
私自身に関しては、ひとつだけ書きます。(あとでネタに困った時に書きたいから今回はひとつだけ)
「レ・ミゼラブル」という映画で見たような、貧しい身なりをした庶民の女性。
その女性は、自分にも世の中にも不満を持ち、もっと教養ある暮らしがしたかったと嘆いていました。自力ではどうにもならない「階級」「貧富の差」の前に、そんな望みを誤魔化して生きていました。
このビジョンを見せてもらったのは、これから先の仕事について悩んでいた時。
まるで、この過去生の女性に、
嘆いているだけじゃダメなのよ!
と問われているような気持になったことをよく覚えています。
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オカルト・スピリチュアルもTPO
驚くし、引きますよね。やっぱり。
まぁ、変な人ですよ。側から見れば。
ただ、私自身もちょっと「?」なものを見ることはありまして、カップルが道の真ん中に居たので避けて通ったら友人に「なにやってんの?」と言われ、振り返ったら誰もおらんかった。。。というようなこと。
スーパーの2階にある妙に薄気味悪いトイレの窓が勝手に開いたこと。「…なんか、このトイレ怖いね…」と言った瞬間にガラーと。子どもも一緒だったんですけど、ふたりで走って逃げました。からかわれたのでしょうかね…
UFOを何度か見かけました。ちなみに、叔母は夜中にトイレに起きたら家の裏山にUFOが降りてきているのを見たらしいです。むっちゃ怖いじゃん…
そんなわけで、ドン引きしつつも完全否定できないという、これまた中途半端な状態でした。
霊感、ビジョン、チャネリングって何なの?
心霊やスピリチュアルに詳しいヒーラーさんには『あなたはコンシャスチャネリング状態に入りやすいのです』と言われました。
霊能力知人や尼さんには、『本来、きれいに閉じているものが中途半端に開いちゃっている』と呆れられました。
こういうのってオカルト界隈だからこその会話なんです。
会社や保護者会や小洒落たレストランで話したらめっちゃ浮きます。かなりな不審人物です。
結局のところ、【前世、ビジョン、チャネリング】って何なのかと言うと、命式に集中しているときに見えたもの(※)を相手に伝えると、それが悩みのヒントになるようなことだった……というものかな、と。
(※)相談者の家族が出てくる、過去生と思われる人物が見えるなど
霊感や霊視は、幽霊を見るのが大きな特徴だと思うので、私には該当しません。(あくまで私の解釈です)
前世や過去生そのものではなく、メッセージこそが大事
過去生や前世というものは、確かにロマンチックな響きがあります。
ですが、
✅不思議なことに強くとらわれる人
✅オカルト、迷信、スピリチュアルに過剰反応する人
✅現実的なデータから決断するよりも、不思議な何かを信じたい人
そういう状況の方は、「今、ここで生きている」自分自身を大切にするべきだと思います。
『不思議なこと・スピリチュアル・オカルトに強く反応しているなぁ』と思ったら、現実的な生活を実践するとバランスが取れます。
逆に、お金のことや仕事のことばかりを重視し過ぎているときは、スピリチュアルを取り入れてバランスを取るといいと思います。他界した大好きな人にお花を供えたり、お墓まいり、神社参拝、お寺で座禅体験など。
どうか、見えた前世や過去生そのものに囚われずに、そのビジョンが教えてくれるメッセージの方に耳をかたむけてみてください。
シチュエーションは違えど似たような苦境に立たされたり、悩み事にぶつかっているのだとしたら?
過去生に乗り越えられなかったことを、『今のあなたなら乗り越えられる!』と応援されているのだとしたら……
私にはそんなふうに感じるのです。