2018年を振り返ってみますと「現役を引退する」方が多い印象ではありませんか?

安室奈美恵さん、滝沢秀明さん、小室哲哉さん、貴乃花親方…

見捨てられた家庭と子ども~インナーチャイルドと機能不全家庭について~

今回は私と弟の虐待経験から、子どもの身体に現れる「あるサイン」とその背景について書きます。(※虐待内容については詳細を書いておりません)




子どもの身体に現れるSOSサイン

ニュース記事【子どもの虫歯二極化、口腔崩壊も 経済格差背景か】を読みまして、思い出したことがあります。

「極端な肥満、あるいは不衛生(虫歯や身なり)は、子どもが無言で表現できる数少ないSOSだ」とは、虐待やハラスメント専門の書籍で見かけた文章です。

私も虫歯の多い子どもでした。そして、肥満に苦しみました。

それはもちろん食生活や体質もあるのでしょうが、機能不全家庭で育った私は親に仕上げの歯磨きをしてもらった記憶がありません。おおむね、9歳10歳くらいまでは歯磨きの仕上げを手伝ったほうが良いとされているようです。

子どもの身体に現れる「保育者による適切な世話がなされていない証し」に気づいた周囲の大人たちは、どうしたらいいのでしょうか?

かつてのわが家のように、見捨てられている家庭も少なくないでしょう。

母が逃げた

私の母は、父からの激しい暴力をうけ血まみれになって逃げました。

私が10歳か11歳くらいの頃だったように記憶しています。

その1年ほど前に、母の親友が夫からの暴力による内臓破裂で亡くなったことが母の頭をよぎったのかもしれません。

母が逃げた跡に血がポタポタと落ちており、それは、割れた窓から道路のアスファルトまで続いていました。

小学5年生の私は、ショックで吐いている弟の世話をしながら呆然とするしかありませんでした。

当時、何を食べて生きていたのか?
歯磨きやお風呂は満足にできていたのか?

このあたりのことは、あまり覚えていません。

覚えているのは、

自転車のカゴにたくさんの野菜や牛乳を載せて、重いペダルを漕ぐのは惨めだったこと
生理用ナプキンを自分で買うのは恥ずかしかったこと
ブラジャーの買い方がわからなかったこと
掃除や家事が苦痛だったこと
母親役や妻役を背負わされて、吐き気に似た嫌悪感を抱いていたこと
父の顔色を見て、察知して、毎日を過ごしていたこと
父がぶん投げたどんぶりが弟の頭に当たり血まみれの弟を自転車に乗せて病院に行ったこと
警察を呼んでも何もしてくれなかったこと……

放置された子どもたち

母は逃げる前もほとんど家に居ませんでした。

経済DVも受けていましたし、本人も問題を抱えていたので昼夜を問わず働いていたのです。

ある晩、弟が高熱を出して激しく嘔吐したことがありました。

泣くことしかできなかった私と弟を助けてくれたのは、灯油を配達する見知らぬ女性でした。

道路にまで私の泣く声が漏れていて、どうしても気になり窓を叩いたのだと言っていました。

私はてっきり母が帰って来たのだと思い、「お母さん!」と窓に駆け寄ったら知らない女の人が心配そうな顔で立っていました。その女性は汚れた布団やパジャマをテキパキと片づけ、しばらく居てくれました。

母が逃げたあと、父と暮らすようになって悲惨さは酷くなりました。

弟が家に灯油をまいて心中しようとしたのはこの後です。

当時は、「私たちはお母さんに見捨てられた」と思わざるを得ませんでした。

インナーチャイルド(傷害を負わされた自尊心)

30歳を過ぎた頃、インナーチャイルド(私は「傷害を負わされた自尊心」と表現しています)の癒しに取り組む機会が訪れました。

※インナーチャイルドあるいはアダルトチルドレンと言われる言葉ですが、
「子ども時代に子どもらしくふるまう」
「yes,noを明言してもよい」
などの権利を、乳幼児から青年期のあいだに著しく傷つけられた経験があることを、私はインナーチャイルドと言っています。私がインナーチャイルドと表現するときは
傷害を負わされた自尊心
自分を大切にする権利・他者から尊重される権利を著しく傷つけられた経験」を指しています。
主には虐待や、親が何らかの問題を抱えて親としての役割や振る舞いを果たせていない家庭です。

フラッシュバックに苦しみながらも、無視し続けてきた内なる自分と少しづつ和解していきました。

以前に比べれば反応が緩やかになったとはいえ、虐待のニュースを見聞きすると魂が痛みます。

親を非難しても批判しても、何も解決しません。

子にとって加害者である親にも、助けが必要だからです。

かつて、被害者だった傷が癒えていないケースもあるからです。

けれど、

【深い被害者意識、自己憐憫の意識に飲み込まれている人】を助けることは、大変難しいのです。

私の両親ともにインナーチャイルド(傷害を負わされた自尊心)を内に抱えていました。そして、まったくその存在を自覚せず、苦しんでいました。

離れて自立し、遠くから幸せを願うことも愛

もし、【深い被害者意識、自己憐憫の意識に飲み込まれている人】が身近にいて、苦しい思いをしているのならば、あなたができることは限られています。

それは、離れることです。

愛している人に、「優しくなってほしい」と望む心情はごく自然なものではありますが、離れるしかないこともあるのです。

こういった被害に遭っている子どもが親から離れられるのは、どんなに早くても成人前後でしょう。(※児童相談所や保護施設などに関わらなかった場合)

しかしながら、こういう親は子どもが親元から離れることを許しません。子どもが自分で幸せを掴もうと努力するのを邪魔します。阻止します。

私も、父には何一つ相談せずに家を出て、後日、「おまえは、一体どこで何をやっているんだ!」と怒鳴られた時に「〇〇市で就職が決まったから」とだけ伝え、住所は教えませんでした。

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◆関連記事⇒毒親との鎖を断つイメージ瞑想の方法~冷たく重い親子の鎖を断つヴィジョン~

虐待通報について丁寧に書かれた記事を見つけましたのでリンクを貼っておきます。

子どもの貧困とも深く関係する児童虐待。先日、尋常でない子どもの叫び声に、はじめて児童相談所全国共通ダイヤル189番に通報した。「これでよかったのか」というもやもやと向き合うため、児童相談所を尋ねた。

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