2018年を振り返ってみますと「現役を引退する」方が多い印象ではありませんか?

安室奈美恵さん、滝沢秀明さん、小室哲哉さん、貴乃花親方…

「人の役に立ちたい」と思った時に確認したい自分の心理。メサイアコンプレックスなどについて考察

「人の役に立ちたい」という感情は本当に難しいなぁ……。と思うことがあります。例え、その動機が善意であっても、「自己愛と承認欲求にいざなう甘い蜜」になり得るからです。

誰かを助けたい・救いたいと強く思うとき、「本当に救われたいのは自分だったな……」と気づいた経験はありませんか?

誰かを助けたいという感情が、自分の飢えから来ていたり、満たされない自己を埋めるためだったりするのかもしれません。




悩みがないのはお釈迦様だけ

突然ですが、仏陀(ブッダ)はサンスクリットで「悟った者」という意味ですから、悩みがないのはお釈迦様だけ、と言ってもいいでしょう。

心理学を学ぶためにアメリカへ留学していた方と話す機会があったのですが、海外では、カウンセラーにカウンセラーがいるのは当たり前なのだそうです。

心から、「そりゃあ そうですよね〜!」と深く納得しました。

カウンセラーという言葉を、教師やセラピスト、占い師などに置き換えてもしっくりきますね。

「同じように悩む方の役に立ちたい」の心理には難しい一面が潜む

私は機能不全家庭(虐待など)に育ったことでインナーチャイルドの苦しみを味わいました。

インナーチャイルドあるいはアダルトチルドレンと言われる言葉ですが、
「子ども時代に子どもらしくふるまう」
「yes,noを明言してもよい」
などの権利を、乳幼児から青年期のあいだに著しく傷つけられた経験があることを、私はインナーチャイルドと言っています。

私がインナーチャイルドと表現するときは
傷害を負わされた自尊心
自分を大切にする権利・他者から尊重される権利を著しく傷つけられた経験」を指しています。

主には虐待や、親が何らかの問題を抱えて親としての役割や振る舞いを果たせていない家庭です。

気づきと癒しの過程をブログに書くことで、同じ悩みを抱える方との交流が生まれたことは、長く辛い道のりの大きな励みになりました。

書籍やホームページ、ブログなどを参考にしながら、特に情報交換が可能なインターネット(ブログ)にはおおいに助けられました。

ところが、読んでいるうちにある種の違和感を覚えるブログの存在に気づきました。

インナーチャイルドやアダルトチルドレンの癒しを謳っているセラピストさんのブログに、「もしかして、この方はまだ苦しみの最中(さなか)にいるのではないかな?」と感じるものがあったです。

人はみな誰しも完全ではなく、むしろ不完全だからこそ共感し、分かち合い、励まし合えます。

ただ、癒えていない傷がまだ痛むのに誰かを助けようとするのはリスクがあります。

私の夫が人命救助の講習会に参加した際に言われたそうなのですが、「まず、救助現場の安全確認」。

確かにそうなのです。

「同じように悩む方の役に立ちたい」という気持ちがあっても、情緒不安定だったり、相手に共感しすぎて辛くなったり、あるいは承認欲求や自己顕示欲が色濃く漂っていると感じたら、自分のことをケアするのが先だよ、と言われているのです。

誰かを助けることで自分の価値が見出せる?

「人の役に立ちたい」「誰かを救いたい」そういう気持ちの根底に、「誰かを助けることで自分の価値が見出せる」という考えや感情がある場合に気をつけたいのは以下のことです。

✅他人の悩みに関わることで自分の悩みから目を逸らす
✅共依存の関係を生み出す(自分が光でありたいために影の存在を作り上げる)
✅他者から認められることでしか自分を確認できない
✅独善的、全能感

○○な女になる!ポジティブを引き寄せる!……辛くないですか?に書いたのですが、

●子どもがアイドルやヒーローになりたがるのに似て、インフルエンサーや救世主願望(メサイアコンプレックス※)がある

理想の自分と現実の自分に『こんなはずでは…』『もっとできるのに…』と苦しむ心理はどこから来るのでしょうか? まず、「キラキラ輝く○○な...

承認欲求や自己顕示欲は起爆剤や点火・着火として活用し、それらを満たすことを【目的】にしないように意識することが大切なのではないでしょうか。

他者に対して批判的になりすぎる時も、親切になりすぎる時も、根っこにあるものは同じものです。

誰かを助けたい・救いたいと思うとき、本当に助けられたい・救われたいのは自分自身なのかもしれません。

メサイアコンプレックスとは

メサイアコンプレックス※について、BLOGOSというサイトの「メサイアコンプレックスにご用心」ページが解りやすいので引用させていただきます。

メサイアコンプレックスという言葉を知っていますか。メサイアはメシアともいいます

メサイアコンプレックスという言葉を知っていますか。メサイアはメシアともいいます。救世主のことです。「自分が世界を救うんだ」という誇大妄想的な心の状態を示します。これが転じて、人助けをすることで自己有用感を満たそうとする心理状態もメサイアコンプレックスといわれます。

また、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』メサイアコンプレックスも参考になります。

【おすすめの参考書籍】

インナーチャイルド 本当のあなたを取り戻す方法〔改訂版〕

↑この本を一番読み込みました。ワークについても書いてあります。
本来はグループで行うのが良いようですが、私は一人で行いました。

モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない

↑自分がされたことにわざと鈍感なり、傷に触れないようにすることは「自衛」のひとつだと思います。もし、一歩進もうと思う時が訪れたら読んでみてください。

また、自分の何気ない言動が「実はこれもモラハラだ」という気づきも得られました。

スポンサーリンク
最近のコメント