「自分を知ろう」「己を知れ」と言うけど、具体的にどうしたら知ることができるの?

自分を知ること

己を知れ

よく聞くこのアドバイス、「どうやったら自分を知ることができるのか、そこが分からない」と思いませんか?

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具体的にどうしたら自分を知ることができるの?

自分を知ることのそもそも目的って何でしょうね。

たぶん、生きやすくなるためだと思います。

私はweb制作の仕事をしていたことがありますが、商業デザイナーに向いていないということを受け入れるのに痛みを伴いました。猛烈な挫折感を味わいました。

でも、向いていないものは仕方ありません。

頑張ってweb制作を学び、働き、挫折し、知ったわけです。「あー……向いてない」と。

最も知るべき“自分”とはどんな自分?

人生の岐路に立ったとき・悩んだときに、どの道を歩いて行くかを「取捨選択」「決断」する際に発揮される“自分らしさ”

これこそが知るべき自分ではないかというのが今の私の結論です。

これは、「人生経験の積み重ね」と言い換えてもかまわないし、「人生のモットー(信念)」と表現してもいいかと思います。

自分らしくない道を選ぶと、辛いことや苦労が多くなる

自分らしくない道を選ぶと、辛いことや苦労が多くなります。

商業デザイナーが向いていなくて苦しんだ私のように。

そこで初めて気づくのです。「この道は自分には合っていない」と。

もちそん、そこから得られるものも多くて、その経験があったからこそ自分を知ることができたのです。

「苦労」は後で助けになることもけっこうあるんですよね。

「どちらか迷ったら苦労の多い方を選べ」「困難な道を歩め」というアドバイスがありますが、これは「成長する道を歩こう」という意味であって、単に「辛い思いをしろ」と言っているのではありません。

「大変そうな選択だけど、きっと身になるぞ」
「今、頑張らなかったら後悔するかもしれない」
などと、長期的な視野を持つことができるのは想像力があるからこそ。

とはいえ、『挑まなくても良い危険というものもある』(ジブリ映画【借りぐらしのアリエッティ】劇中セリフより)も、事実です。


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自分を知るには、経験・体験することに他なりません。

食べてみなければ美味しいか不味いかわかりません。
でも毒のあるもの食べ物だってあります。
しなくていい苦労もあります。

それでも「経験してみきゃわからない」というのもまた事実で、なんともパラドックス的!

どちらにしても、

「自分を知ること」のためには、
体験してみる(実践・行動)
②自分の本音と照合・検証する
③等身大の自分をその都度、受け容れる※

この3ステップが必要なのではないかと思います。

人生は有限だからこそ

自分を知る、己を知る。

私自身、占いはもちろん、心理テストなどもしてみました。

納得したことも多かったですが、自分の可能性を狭めたこともありました。

現に、今、自分を知ることができているのか?というと、「たぶん…それなりに…」くらいのことしか言えないのです。

西洋占星術では「太陽を活かす」などと表現されますが、それは太陽星座を指します。

太陽星座を活かすには、人生に対して好奇心を持って積極な姿勢で生きることが大切なのだそう。

己を知るためには、まずなによりも好奇心が必要なのかもしれませんね。

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