○○な女になる!ポジティブを引き寄せる!……辛くないですか?

占いの最中にいろいろとお話しを聞いたなかで「理想の自分と現実の自分のあいだでちょっと辛そうだなぁ」と思った事例について、今日は書きます。

まず、キラキラ輝く○○な女になる!という提唱についてなのですが、わざわざ何かにならなくても、30年、40年かけてあなたはあなたになっているわけです。

ですから、「今ある」あなたを磨いた方が輝きやすいのではないかなぁ、と思います。

「あの人にはできるけれど、私にはできない」を劣等感にせず、自然か不自然かとして感じる

さかなクンのお母様の子育てって本当にすごいですよね。

わが子が「タコの絵を描きたい」とねだったからと言って、1ヶ月もタコ料理を作るなんて、私にはできません。

わが子が「生きているタコを観察したい」と願ったからって、1日中、水族館のタコの水槽の前にいるなんて、私にはできません。

わが子の全てを、本当に全て肯定し、担任の先生にも「あの子はそれでいいんです」と言えるか?うーん、なかなかそこまで突き抜けられるか自信はありません。

さかなクンのお母様のようになれるかというと、私にはなれそうにないなぁと思います。

「子どもの好奇心をそうやって応援したらいいんだ。参考になった!」という感覚はありますが、できないものはできないんです。

なぜって、私には不自然だからです。

できない部分で自分を責めるのか、克服するのか、割り切るか、妥協点を見出すか

会社員のとき、私が上司によく言われた言葉がふたつあります。

適当でいいから、早くしろ

根回しをしろ

でした。

医療関係の仕事をしていたときは、私の「こだわり屋・心配性」が功を奏して何度か医療ミスを事前に防げたことがありましたが、デザインの仕事のときはそれが裏目に出てしまい、2、3日家に帰れないこともしょっちゅうでした(量もすごかったのですが)。

どうして私は要領よく、チャッチャとできないんだろう。Aさんなんて、もうすでに案件を終えて次の打ち合わせに入っているというのに……

ライターの知人は一日に3000文字の記事を3本書くのだそうです。もう絶句です。しかも、「それくらい、みんなしてるんじゃないの?」とけろっと言われて落ち込み~……

「スピードは遅いです、ごめんなさい。私はこだわりたい気質に生まれました。考えながら丁寧にやりたいんです」という自分自身を受け入れられるようになったのはここ数年です。

私はウサギにはなれない、亀なんです。

自分の個性を受け入れたうえで、さて、ではどんな対応策があるでしょうか?

自分の苦手分野を克服する
自分ではなく、環境を変える

対応策はこのふたつですが、どちらか一方に偏るのではなく、

自分の苦手分野を克服する……20%
自分ではなく、環境を変える……80%

というように、割り振って考えてみましょう。

その苦手分野を克服するのではなく、そのメリットをほんの少しだけ頂戴するイメージです。

例えば、パクチーが苦手だけれども、パクチーが持つ優秀な効能をなんとか取り入れたいときは、カレーなどの強い味と香りでごまかしながら少しだけ食べるというようなことをしませんか?

そんな感覚でいいと思うんです。

仕事については、スピードも意識しなければならない業種もありますからケースバイケースですが、以前のように自分の不得意を責めて苦しむことはグッと減りました。

また、根回しは今でも苦手ですが、その概念を教えてくれた上司には感謝しています。

●●な女になる!〇〇なママになる!プラスに考える!ポジティブを引き寄せる!

愛されるために、夫に出世してもらうために(癒やし系美魔女料理上手男を手の平で転がせる)な女・妻になろう

ということについては、楽しめる範囲で実践されたらいいのではないかと思います。

ただ、

そういった努力をしているけれど、なかなか報われません。そもそも、私のキャラじゃないような気がして楽しくないんです。でも、○○のためにはそうしないとダメですよね?

とおっしゃるお客様もいらっしゃいますので、自分がもともと持っている個性を生かす道を歩くのはいかがですか?と提案しています。

ほかに、セッションしていて「辛そうだな」と思う方は、

「義母は/友人は/ママ友は/同僚は/良い人なんですけど、空気を読まずに嫌なことばかり言ってくるんです。良い人なんですけど

という相談をされる方ですね。

その人が善良な人間であり、悪意を持っているわけではないというニュアンスなのだと思いますが、「良い人」だなんてしょせんは主観的な判断でしかなく、自分にとって良い人を「良い人」と言うものです。

なので、

「私の周りは良い人ばかり」という感謝の気持ちが、良い人を引き寄せられるコツだとスピリチュアルなブログに書いてあった。あの人に悪気はない、あの人にも良いところはたくさんある……むむむ(なんか辛い……)

というようにリキまなくていいです。

その人がどんな人であれ、されたことが嫌なのですから。

劣等感(妬み)とメサイアコンプレックス

理想の自分が高すぎる方も辛いと思います。

自分が「女のくせに」「専業主婦のくせに」などのラベルを貼られるのが嫌な人ほど、他者にラベルを貼っているものです。

人の一面を見ただけで「イライラママ」「意地悪なお局様」「マウンティング女子」などのラベルを貼ってジャッジをくだしたり、「あの人、最低なんですよ!仲良くしない方がいいですよ!」と拡散したりする方は、自分のなかにある嫉妬や劣等感を、他者への制裁でごまかしています。

人間ですから、ときには短絡的に人を憎んだり嫉妬したりすることもあります。多少は誰でもそうですし、仕方のないものです。

ですが、その頻度が多かったり、執着心が深すぎたりする方は被害者意識が強く、意見の違いを「私は攻撃されたのではないか」と思い込みやすい傾向があります。

●近しい人(配偶者・親友)に本心が言えない/親や配偶者と、テクニック・駆け引き・勝算の胸算用を度外視した喧嘩(怒りや悲しみの表明)ができない/謝罪ができない(自分が悪いと思えない・自分は被害者である)

●現実の自分と理想の自分に乖離を感じており、無力感あるいは劣等感がある/子どもがアイドルやヒーローになりたがるのと似て、インフルエンサーや救世主願望(メサイアコンプレックス)がある

このように自己愛が大変に強い方ですと、モラハラの加害者になってしまうこともありえます。

大人にも中高校生にもよくあるネット・SNSでのトラブル

自分が被害者であることをことさらに強調した内容をわざわざネットやラインに書き込むのは、「ワタシは何もしていないのに、○○ちゃんが意地悪した!」と親や先生に言いつけるのと同じです。

厄介なのは、それを正義だと疑わないとき。

自分が被害者であり相手が悪者であることを、本人ではなく周囲に訴えなければ気が収まらないのは、相手に対する要求を通り越して制裁を加えたい要求と言えるでしょう。

「謝罪したら許してやる」というような方法を採る人もいますし、「私は被害者である!傷ついた!」と騒いで相手が謝罪せざるを得ない状況にする人もいます。

このようなトラブルは声の大きい人が勝ちますから、一方的なものになります。

その自覚がない状態で「私って性格悪いですね」「プラスに考えなきゃいけませんね!」と言っても、なんの意味もありません。

感情の海で溺れているあいだはプラスに考えることなど無理だからです。

まず、具体的に改善してほしい何かがあるのなら本人に直接言うことです。聞き入れてもらえないのなら、弁護士なり町内会長なりに立ち会ってもらうなど関係者を第3者まで広げ、相手の言い分も必ず聞きましょう。

これらを実行するつもりがないなら、あなた一人で相手を嫌っていれば良いだけのことなのです。

被害者意識が強い=自己愛が肥大化しています。

ご自身でこの状態に気づいている方もいらっしゃいますが、とても少ないように感じます。気づいている方は聡明なのです。

しかし、自分ではどうすることもできないことが多いでしょう。

気づいておられる方には、その泥沼から出る方法をお伝えしています。

手の力や肩の力を抜くように手離す

「辛いのをやめる」というのは、ぎゅーっと握りしめていた手の力を抜くだけのことです。

「わかりました、ポジティブに考えるようにします!」とリキむのは、せっかく右手の力を抜いたのに、左手を握りしめてしまうようなもの。

フーッ て、花びらを吹き飛ばすように手放していいんです。

「辛いのを休む」と言い換えても良いかもしれません。

長期休暇のつもりでもいいんじゃないでしょうか。

ネットで見かけた言葉ですが、

そんなに輝きたくない。電球じゃあるまいし

輝け、輝けってうるさい。私は誰かのために輝くつもりはない

このくらいのところまで、いったん、リラックスしてみませんか?