今回は、分離と統合について書きます。
私たちはこの世に生まれてきた瞬間に、統合の世界から分離した存在なのだそうです。
肉体を持つときに分離しました
そもそも私が分離と統合について知ることになったのは、下記の素朴な疑問がきっかけでした。
質問子どもの“ありのままの完全さ”を損なうことなく接していきたい。どのように接したらよいのだろうか❓
子どもを通して、「人(命)は生まれたその時から既に完全なのではないか」と、思えたのならばそれで充分です。
それは、“あなた自身”もそのままで完全だということを理解していないからです。子どもの存在をきっかけに、自分を大切にすることを知ったでしょう。いつも意識するようにしましょう。
【ハイアーセルフ】:
あなたは、自然の景色が好きですね。山や海、森の木漏れ日や鳥のさえずりにとても感激しますね。その風景のなかに、あなたがいます。あなたが感動する景色はあなたの一部であり、あなたはその景色の一部です。
どうぞ、感嘆のため息が出るような風景をたくさん味わってください。
素晴らしい風景、自然の営みはあなた自身なのですから。
【ハイアーセルフ】:
あなたがたは、肉体を持つ前は光りそのものでした。
解け合い、ひとつでした。統合と寛容そのものでした。
肉体を持つということは、分離するということです。分離しながらも、統合を実践することが肉体を持って生きるテーマです。
地球には、水、森、土地、食べ物の豊かな場所と不足している場所があります。そういった場所は、それ以外のものが豊かな場所なのですが、人間にとっては住みにくい場所です。
人間は、シェアできるだけの豊かさを地球から与えられているにも関わらず、独り占めしようとする者がいるために、統合が実践されず分離の状況を生み出しています。
【ハイアーセルフ】:
そうです。
あなたが平安になれる風景は統合の象徴です。
悲しく苦しくなる風景は分離の象徴です。
まずは、あなたが心豊かに思う風景は自分自身でもあるのだと、思い出すようにしてください。心豊かになれる場所、風景、方法などを増やし、分かち合ってください。
……
とのことでした。
子どもを生んでから気づいたことがあります。
もしかして、子どもが生まれながらに持っている「完全さ」を損なわせてしまっているのは親をはじめとした保育者ではないか……我が子の完全調和を私が崩してるのではないだろうか……
0歳から1歳くらいまでの乳児というのは、菩薩感とでも表現したらいいのでしょうかねぇ。いかにも、「あの世ですっかり浄化されてから、やって来ました」という雰囲気に満ちていませんか?
わが子を見て、なんとなく「肉体は不完全、魂は完全な状態で生まれるんだな」と思ったのです。
私の感情や、常識とやらのせいでわが子の魂の輝きが鈍ってしまわないように気をつけなければ……
(2016年のブログをリライト)