「マルチタスク」というと財気を連想するんですが、私には財気がありません。
複数の仕事や作業をこなすのが苦手です。
タスクからタスクに移動するときに、大縄跳びになかなか入っていけない感じがあって、それぞれのタスクのリズムや温度感、色、空気の濃淡に慣れるまでが大変なんですよ。
それぞれのタスクへのスムーズな架け橋が無い感じ?
蔵干に「これは…活用できるのか…?」という洩気があるにはあるのですが、作業とはちょっと違いますし。
マルチタスクとは少し違うかもしれませんが、一人でいくつもの顔を持っている人は多いと思います。
仕事、育児、家事、介護、持病との付き合い、社会活動…などなど。
私は実家のないワンオペお母さんである部分が大きいので、お父さんの役割りもそこそこ担わないといけないですし、おじいちゃんおばあちゃんの役割りもしています。
あ、そうそう。タスクが多いと言えば、仕事であれもこれも押し付けられて本当に取り組まなければならない仕事がまるでできなかった、ということもありますよね。
一番大事にしなければならないはずの、「自分」がどんどん薄まっていくような感じ。あるいは、自分を小分けにして作業せざるを得ないから自分の体積が小さくなってしまった感じ。
私の感覚なのだけど、
↓
○財……自分から働きかけること。フローとタスク(計画、実行)、実行力、フットワーク、科学的・数学的
↓
○官……他者からのリクエストに応える。責務、任務、責任、忠誠心、忠義心、正義
↓
○印……自分をより良く向上させること。名誉(立場・面目・肩書・役職・役割)、インプット力、学ぶ、向上心、構成力、哲学的
↓
○比肩……自分、自意識、仲間意識
↓
食傷へ
このように思っているので、タスクに関するところって要するに計画力と実行力なのですね。
友人に財が効いているひとがいるのですが、とにかく切り替え上手。あの友人が俳優だったら、「カットー!」と言われた瞬間に自分に戻れそうな気がします。
私はたぶん役になり切ってて、家に帰っても下手すると役を引きずるかも。
私はここが本当に弱いんですよね。夏休みの宿題も初めの初日だけ張り切って、あとは8月30日に泣きながらやるというものすごく酷い有様。
子ども時代に財が来ていたら、親がもうちょっと私に関心をもって一緒に宿題をやる…というような事象になったのかしら??
ただ、私としては「財が無い=存在していない」とは考えていなくて、西洋占星術のノーアスペクトみたいなものなかしら?と思っています。
あるいは、使い方がわからない道具とか。
エクセルになんか難しい技があるのは知っているけど、よくわからないから使っていません。というのとよく似ている気がします。
その使い方を教えてくれる人に出会ったり、自分で「これ使えたら便利だよね」と自覚して頑張って使うようにしてみるのが大事なんですよね。
あとは、自分がすでに持っているものを活かしつつ、自分の用神と絡めてチャレンジしてみるっていうのもいいかもしれないです。
例えば、
財がとても多くて、印がない特徴の命式の場合。
勉強や資格取得の必要性は感じているけど、どうしても頑張れない…ということがあるとします。
用神から、興味のある分野を選んでそのことに関する勉強をする。できれば仲間やライバルと一緒に勉強できればなおいい。
履歴書に書けるタイプの資格取得を目指す方が印っぽいですね。
あるいは、多い財をまとめてあげる。財の方向性を絞ってあげる。そういうのも良さそうです。
日主の健全な在りかたを探してあげたいですね。せめて、しんどくないようにしてあげたいものです。