東京上野【ペルシャ展】で特大の宝石を堪能し、古代ロマンなひとときを

お盆もすぎた平日、一人で上野の公園をそぞろ歩く。

今日の目当てはペルシャ展です。

「どうしてこのテの美術展が好きなのか」とつくづく思うんですよね。

古代文明アクセサリーのダイナミックさ・ゴージャスさが好きというのは大きな理由でしょう。

「こんな大きなエメラルドが!」 「この金のネックレス何グラム!?」

という、権力にものを言わせて作られた贅沢な装飾品に圧倒されます。

ほかには縄文土器が好きです。

縄文土器の「水」や「火」の再現力が素晴らしく、見ていて飽きません。

このペルシャ展ではラピスラズリのアクセサリーにももちろん感動したのですが、 6~7千年まえに描かれたという「生き物」の絵に惹きつけられました。

ヤギの角が大きくデフォルメされたデザイン。
計算されつくした幾何学模様。
躍動感あふれる生き生きとした描写。
スタイリッシュなワンポイント。

今の私達に“クリエイティブ”なんて存在するのだろうか?と思わざるを得ません。デザインは古代にすでに出尽くした感があります。

「現代=最先端」だとか、「時代が進めば優れている」なんていう思い込みは、とんだ勘違いです。

島根県にある出雲大社も、古代ではそれはそれは大きな神社だったそうです。一説によると、48mほどの高さを誇る巨大神殿だったとか。


写真ACさんより

ご覧のとおり、台風や暴風などが来るとヤバいのでは……という造り。実際に幾度も倒壊したらしいですね。

人力のみの作業なのですから、建直すのにも相当な労力が必要だったでしょう。

その熱意は信仰心から来たものなのでしょうか?あるいは政治的な理由によるものなのでしょうか?

そんな想像(妄想)に時間を費やすひとときが、たまには欲しくなるのです。

葬られた王朝―古代出雲の謎を解く (新潮文庫)

梅原猛さん、私は好きです。

古代のことは誰にもわかりません。現代人の都合は置いておいて、柔軟に接する必要があるのが「過去」なのかもしれませんね。

過去は変えられませんが、過去に対する自分の姿勢ならば変えられる。

そんなことを改めて教えてくれました。