2018年を振り返ってみますと「現役を引退する」方が多い印象ではありませんか?

安室奈美恵さん、滝沢秀明さん、小室哲哉さん、貴乃花親方…

【大神神社|三輪山の神話シリーズ.01】夫が実はヘビだった!という神話は一体何を示しているのか?

奈良県桜井市にある大神神社(おおみわじんじゃ)のご神体が「三輪山」(みわやま)である、ということをご存じの方は多いと思います。

さらに、蛇と深~い関わりのある神社である、ということをご存じの方もやはり多いでしょう。

しかも、近くに卑弥呼の墓とウワサされている古墳がある、ことをご存じの方もこれまた多いでしょう。

そして、どういうわけか島根県の「出雲」を連想させるものがチラホラある、ということをご存じの方は、それほど多くないかもしれませんね。

今回は、大神神社さんにお願いした御祈祷をきっかけに、歴史妄想をこじらせてみました。全部で3回に渡ってこじれています。

流れとしては、

大神神社で御祈祷

三輪山の神話(夫が蛇だった)に興味

狭井神社の霊水が蛇と関係あるのかな?

幸魂・奇魂(さきみたま・くしみたま)の鎮魂詞(いのりことば)から荒魂・和魂(あらみたま・にきみたま)が気になる!

「大物主と大国主」の謎

奈良(三輪の地)と島根(出雲)の関係について

こんな感じです。




【大神神社|三輪山の神話シリーズ.01】

さて、大神神社は正式には、大和国一宮 三輪明神 大神神社といいます。

大神神社参道入り口

大神神社の北東の位置に三輪山があります。

地図を拡大してみるとほんの少し東よりの北に狭井(さい)神社が鎮座されています。この狭井神社がこれまた重要な神社なんですね。

わが家は、大神神社にはおめでたい時から苦しい時までお世話になっています。

大神神社 拝殿
空の雲がスクリューしてて、龍のような蛇のよう。

さきみたま、くしみたま(幸魂奇魂守給幸給)

御祈祷のときに、

さきーみたーまー、くしーみたーまー、まもーりーたまーえー、さきーはえーたまーえー(幸魂奇魂守給幸給)

という鎮魂詞(いのりのことば)を三度唱えます。幾度か御祈祷をお願いしているので耳が覚えたのですね。

このさきみたま・くしみたまってなんのことだと思いますか?

なんとなーく、魂っぽい雰囲気は感じますよね。

このお話しについては次回に書かせていただきます!

前回の、「麗しの夫が実は蛇で驚きのあまり事故死したお姫様の神話ってどういうこと」からの続きです。「大物主神」または「大国主(おおくにぬし)」は出雲大社(島根県)の神様で、「国造り」や「因幡の白兎」の神話でも有名です。

ところで、大神神社と言えばこんな重要キーワードがあるんです。

ご神体の三輪山(みわやま)
大物主神(おおものぬし)
蛇とお姫様
大物主(おおものぬし)大国主(おおくにぬし)ともいい、日本神話における超・超・超~~~重要人物(神)です。

まずは、この三輪山と大物主に関する神話をご紹介します。

夜しか会いに来てくれない夫(大物主神)が、実は○○だった!!

私なりにこの神話を読みやすくまとめてみました!

倭迹迹日百襲姫(やまとととびももそひめ←どこで区切ったらええんや)という、神意を伝える巫女がいました。

夫は大物主神なのですが、不思議なことに夜しか会いに来てくれません。

姫が「貴方様の顔をはっきりと見たいのです」とお願いすると、夫の大物主神は「わかった。貴女の櫛を仕舞う箱に入っていよう。しかし、決して驚かないでほしい」と言いました。

櫛を仕舞う箱に入っている……??

姫は不安な一夜を過ごし、朝を迎えます。

恐る恐る櫛入れを開けると、そこにはなんと小さなが!

おはようニョロ~

姫は思わず驚きの声をあげてしまいました。

すると大物主神は人の姿になり、「貴女のお気持ちが解ったからこそ、意を決して本当の姿を見せたのに」と言うと、空を駆けて三輪山に帰ったのでした。

ショックと、自分を恥じる気持ちでいっぱいの姫がしゃがみこんだ際に、箸がホト(陰=女性器)に突き刺さり、亡くなってしまいました。

姫の墓は、桜井市にある箸墓古墳(はしはかこふん)であると言われています。

※大神神社 公式HP「三輪山の神語り」ページの一番下、【6.蛇体の神と卵】→http://oomiwa.or.jp/jinja/kamigatari/にもありますので一読されてみてください。

「小箱に入って待ってます☆」の時点でフラグではありますが、驚くのは当然です。というか、古事記や日本書紀からフラグを立てる手法があったのですね!

印象的な事故死は何を象徴しているのか?

夫が実は「へびニョロ~」とうのも斬新というか驚きですが、「箸がホト(陰=女性器)に突き刺さり、亡くなってしまいました」のくだりがすごいですよね。

私的に、嫌な死に方のトップ10に入ります。

日本書紀によると、どうやらショックのあまり座り込んだ際に突き刺さってしまったらしいので、事故死ということですが……なんとも印象に残る書き方だと思いませんか?

この記述があるのは日本書紀で、古事記にはありません。

また、この時代にはまだ箸はなかったのではないかという文章を見かけたこともありますので、箸でもなく、突き刺したのでもなく、まったく別のことが誤訳されて伝わったとか、あるいは、違う出来事を示唆しているのか?

ともかく分かっているのは、

①姫の夫(つまり大物主神)が実は蛇だった
②姫、妊娠出産?に関する何らかの象徴的な出来事とともに死ぬ

ふつーに考えて、男女の交わりに関することを特色付けた表現だと思うので、大物主神と姫のお世継ぎの存在を示しているのかなぁ、と思うのですが。

例えば、

政治的な都合で世継ぎや血脈の存在を知られてはならず、一般人の子として里子に出したとか~?

死んだことにしてその子どもを守らなければならなかったとか~?

すみません、妄想です。

蛇ニョロ~ 大神神社の手水舎にて

夜な夜な会いに来る素性不明の美男子が、実は○○だった!!な神話

ちなみに、三輪山にはよく似た話しがもうひとつあります。

こちらも、「麗しいけれども素性不明の男が、あるお姫様のところに夜な夜な訪ねて来て逢瀬を重ねる……」というお話しです。

娘に会いに来る男性の素性がわからないので、お姫様の両親は娘にこう言いました。

「娘よ、男性の着物に糸を通した針を刺しておきなさい」

翌朝。

見てみると、糸は戸の鍵穴を通って外に続いていました。

糸をたどっていくと、三輪山の神社へと向かっているのでした。

※これも、大神神社 公式HP「三輪山の神語り」ページの一番上、【1.おだまきの糸】→http://oomiwa.or.jp/jinja/kamigatari/にあります。

さて、美男子の正体、いや、蛇の正体?

ともかくこの「大物主神」(おおものぬし)とは一体どんな神様なのでしょうか?

次回につづきます!

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