インナーチャイルドと孤独感(見捨てられ不安)と経済不安

両親もそれぞれインナーチャイルドを抱えていた

私は被虐待児でした。インナーチャイルドを抱えて30年ほど生きてきて、フラッシュバックに苦しみながら“生き延びるために押し殺されてきた内なる子ども”と和解しました。

そんなハードな癒しの道が始まってから思ったことは、両親もそれぞれインナーチャイルドを抱えていたのだな、ということです。

現れ方は随分と違いましたが、両親とも

愛情(感情)に何らかの問題 ⇒ お金の問題というカタチで現れる

という感じでした。

似たような課題を持つから夫婦になったのでしょうね。

でも、なんだかわかるんですよ……

「お金さえあれば、こんなに辛い思いをしなくて済んだのに」と、両親はそれぞれ噛みしめながら育ったので、どうしてもお金に問題が出やすかったのだろうな……

両親はお金のトラブル以外にも共通点があったことに気がつきました。

父は投資で自営業の赤字を埋めていたし、母も厳しいノルマをこなす営業力があって(どちらも受け継がなかったな)、お互いフォローし合える相性でもあったはずだったのに……。

まぁ、暴力・不倫・経済DVそのほか諸々の猛毒父では話しにならないのですけれどね。

生前、母に「なんであんな人と結婚したの?」と何度か聞いたことがあるのですが、結婚して子どもができてからそうなってしまったのだと言っていました。10年近く友だちだったり恋人だったりしたけど、全然、わからなかった。でも、今となってみると…とは思うけど、やっぱり見抜くことはできなかった。と。

ん~…でもね、天国のお母さんごめん。10年つきあってたら、あの実家がおかしいのはわかっていたはずだよ。

そりゃ、親は親、子は子なのは解っているよ。でも、あの実家はだめ。なぜかというと、大きな爆弾(しかもすでに何度か爆発していた)を抱えて隠蔽していたよね。

本当に子を愛していたら、ああいう隠蔽が一番悪いよ。

経済的な不安感というのは、孤独感と恐怖心

私は経済的な不安感を強く感じる傾向がありました。(今も)

超氷河期直撃(ロスジェネ)&リーマンショック直撃ですから世代的なものも強いと思います。

しかし、この経済的な不安感というのは、本質的には「周囲や世間は頼れない・助けてくれない」と感じた虐待経験から来ていることであって、結局のところ、「孤独感」「恐怖心」なのではないかと推測しています。

要は、幼少期から青年期に抱えていた感情そのものです。

それが、大人になって「経済的な不安感」というものに形を変えたのですね。

自分の居場所、自分の巣

夫と結婚して、孤独感というのはかなり薄れました。といっても、私たち夫婦は別にラブラブというタイプではありません。ケンカも多くて、ほとほと嫌になってしまうこともよくあります。

でも、夫が癌を患ったことが私たち夫婦に大きく働いたんですよね。あの時、偶然見つからなかったら…たぶん、いえ、高確率で私は未亡人になっていたと思います。

母を癌で喪ったように、今度は夫までも!と一時は目の前が真っ暗になりましたが、今は心身ともに元気に過ごしていてくれています。

この経験があって、さらに私の持病もあって、なんというか…支え合うしかないんです。だからラブラブとか仲良し夫婦とかそういうのではなく、本当に「二人三脚で歩いています」という感じ。

もし二人とも健康だったら……夫は絶対に今ほど家庭に関わっていないのは断言できます。ダメ夫の見本みたいなところのある人だったので。

私も健康だったら仕事の方に行ってしまって、子どもと夫に今ほど思いを込めていたかどうか…そう思うと、なんとも複雑な気持ちです。

えっちらおっちらと夫婦で巣を作ってきて、どうやら私の「孤独感・見捨てられ不安」はだいぶん解消されたようです。

それで、孤独感は薄れたのですが、やはりどこかで「社会は誰も助けてくれない」という感覚は強くて、まだまだインナーチャイルドの「見棄てられた記憶」は強いんだな、と思います。

「経済不安」と「見捨てられ不安」が分離

それでも、かなりマシになった孤独感をふりかえってみてふと気づいたのは、なんとなく仕事運が上がったような気がすること。

どういう意味かというと、

見棄てられ不安と経済不安が癒着していると、経済活動(仕事)に過剰にのめりこんでしまうんですよ。

もともと「自分には居場所がない」という不安があるので、「居場所をなんとか作らなきゃ、役に立たなきゃ、生きていけない!!」という恐怖心からハードワークになったりしてしまうのです。

これって、毒親育ちの長子にあるあるな気がします。

私の場合、命式的にも父親や夫が頼りにならないので自分がどうにかしなきゃ…みたいになる傾向があるので余計そうなのかもしれません。

普通なら「親がなんとかしてくれる」という信頼感があるわけですが、その親が子の命を脅かしてくるので世界は敵なんです。

そんな不信感だらけの世界で弟なり妹なりを守らないとならないので、「自分がなんとかしなければ」という意識で生きてきたクセがあるんですね。

でも、夫と協力しながら毎日を築くことで他者への信頼感が生まれ、さらに「居場所」を作ってきた実感から、仕事に対しての「何が何でも自分の居場所を作らねば!」という強迫観念がなくなったのだと思います。

これは、運気ももちろん大きく影響しているのでしょう。

世界を信用して生きている人と、そうでない人。

ものすごいパラレルワールドだと、今、しみじみ思いながらこのブログを書いています。