満ちて欠けてゆく月の動きは、咲いては散りゆく花と同じです。
そうやって「生死」を繰り返しながら永遠の命を目指すのかもしれません。
こんな月夜は、はらはら舞い落ちる桜の木の下で逢瀬を重ねたかもしれない奈良時代や平安時代の恋人たちを想像してしまいます。
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